TTGの昔より、って書き始めたけれどもいまTTGって言って正確に答えられる人がどれだけいるのか？
そう言ってる自身もトウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスという名前と同期だということは知っていても実績はよくわからない。
わずかにテンポイントの悲劇の日経新春杯のことだけはかろうじて（そのあまりの酷量とともに、66.5kg！！）知っているけど、その他はトウショウボーイが皐月賞馬でグリーングラスが菊花賞馬だということだけだ。
あ、下の動画はテンポイントとトウショウボーイの有馬記念（1977年！？）です。
ではテンポイントはダービー馬かというとこれがまたややこしいことにその年のダービーを制したのはクライムカイザーというまた別の馬だ。
閑話休題。
３強といえばだいたいクラシック戦線、それも牡馬のレースで言われることが多い。
最近ではナリタトップロード、アドマイヤベガ、テイエムオペラオーの３強が一冠ずつ分け合った1999年がその好例として挙げられる。
この１冠ずつというのは珍しく後にも先にも３強で一冠ずつをというのはこの年だけだったような気がする。
ちょっと変形だとこの次の年、2000年暮れの伝説のラジオたんぱ杯で１～３着した、アグネスタキオン、ジャングルポケット、クロフネがのちに皐月賞、ダービー、NHKマイルという形でそれぞれ一冠ずつとっているけど、やはりこれはどうもちょっとしまりが悪い。
もっともこの最強世代のその後の暴れっぷりと言ったら半端ないものではあったが。
ま、その３頭が奇跡的に一緒に走ったラジオたんぱ杯を見れば分かるんだけど。
二度目の閑話休題。
そんな”いろいろ”がある３強という組み合わせだが、馬券からみるとどちらかというと買いづらい。
３強だからこの３頭のBOXでいいだろうと思っているとなぜか２着に変な馬が突っ込んでくる。
というか３強がそろって３着以内にくることはほとんどなく、だいたいが１頭連対残り２頭掲示板外とかひどい時には３頭とも掲示板外に飛んでいくこともある。
しかも３強馬券で決まると配当が相当低い。
とまあ、確率も高くないしおいしくないちょと困った馬券ではある。
とはいえ見ていて、予想していてこれほど盛り上がる馬券もめったにない。
ということで３強説が戦前にまことしやかに語られる時はどちらかといとそのレースは見（ケン）で済ませてしまうことをお薦めしている。
あんまり実がなくリスクが高いからだ。
これからも３強馬券はいろいろでるだろうけど、あまりその煽りにひっぱられずに冷静に行きたい。
どの道競馬とはみんなの予想が外れることで成り立っているレースなのだから。