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競馬におけるローテーション理論の基本

ローテーション理論とは

どんなに強い馬でも毎週のようにレースに出て全力で走っていれば勝てるレースも勝てなくなります。
特に走る芸術品といわれる競走馬にとってはいかに本番までのレース負担をすくなくして勝ちたいレースを実力通りに走らせるかということが至高命題ともいえます。

ローテーション理論とはそのような競走馬の出馬心理を巧みについて、そもそも対象レースを勝ちに来ているのかそれとも調整や慣らしで走らせているのかを判断して、予想を組み立てていこうという理論です。
簡単に言ってしまうと、勝負レースをローテーションの組み方で判断してしまおうということですね。

理想的なローテーション

どんな競走馬でもレースで勝つことが一番重要です。
ということで逆説的ですが一番よいローテーションというのは、出走したすべてのレースが勝てるようなローテーションということになります。
もちろんこんなローテーションは狙っても組めない、組めるとしたらそれこそ新馬戦前から誰からも認められていて三冠馬を余裕で獲れるような馬、ディープインパクトやシンボリルドルフクラスの馬しかいません。
その2頭ですら出走した全レースを勝ちきれはしなかったわけですから、事実上無理ということが言えます。

でもここまで極端な例でなくても競走馬が実力を十分に発揮できるローテーションというのはありますよね。
一例を上げると中3週から4週の余裕をもったレース間隔。
夏場など競走馬が弱る極端に暑い時期を避けたレース設定。
3、4戦ごとにリフレッシュの意味で放牧を挟む使い方。

ようするに無理遣いをしないのが競走馬における理想的なローテーションと言えます。

ローテーション理論理論イメージ1

ローテーションから勝ちを意識したレースを探す

では実際にどのレースに勝負を掛けて来ているのかローテーションから判断することは可能でしょうか?
これは問いかけておいてなんですが、そんなに難しい事ではありませんよね。
長年競馬をやっていれば自然と調教師のローテーションの癖も分かってきますし、どのレースに力を入れているのかも判断がしやすくなってきます。

また単純にグレードレース(GⅠ、GⅡ、GⅢ)に力を入れてこないという馬は超一流馬を除けばあり得ません。
超一流馬にしても調整の為に負けることを前提で重賞に出走してくるということはないでしょう。

大体のレースにおいてそのレースの性質(ステップレースか本番か)と競走馬の目標(グレードレースへの出走権利を得ることが目的か、調整が目的か)をしっかりと考えればローテーションの意味を推し量ることは難しくありません。

休み明けを走る馬、走らない馬

ローテーション理論でもっとも使えるのが休み明けを走る馬、走らない馬という種別です。
競走馬にはレースを使うごとに調子を上げていくタイプと放牧明けのフレッシュな状態が一番力を発揮できて後は下り坂というタイプの2種類がいます。
つまり前者のタイプの放牧前の一戦は勝負レースで、逆に後者のタイプでは放牧明け一戦目が勝負レースになります。
意外と気にされることのすくないこの法則ですが、地味に役に立つおすすめの理論です。

ローテーション理論理論イメージ2

ローテーション理論のまとめ

ローテーションは馬主や調教師の思惑と競走馬自体のコンディションが微妙に絡み合い作り上げられるいわば妥協の産物です。
ローテーションだけに絞って予想をするのはそういう意味からもちょっと危険かなと考えます。
ただしローテーションの意図をしっかりと汲み取れればそれはそれで予想の大きな手助けになります。
おろそかにせず基本の考え方を押さえておく必要はあると思います。